■歯科初・再診料引き上げへ 中医協総会
中医協総会が2月3日、都内の九段会館で開催され、歯科初・再診料の引き上げと併せて、診療報酬体系の簡素化を図る観点から、スタディモデルや歯科疾患管理料における基本的な医療行為を基本診療料に包括することが示された。
また、特掲診療料に係る乳幼児加算(所定点数の100分の50加算)の対象を、基本診療料に係る乳幼児加算と同様、6歳未満にする。
歯科疾患管理料は1回目と2回目以降との点数を一本化する。1回目の算定時期は初診日の属する月から起算して2月以内に期間を延長する。4月に初診の場合は5月末までとなる。
義歯管理料では、新製有床義歯管理料を装着月1回に限定して引き上げる一方で、有床義歯調整加算(月2回まで)を新設する。
歯科固有の技術の評価の見直しとしては、歯周外科手術における歯周組織再生誘導手術の1次手術を引き上げる他、歯周組織検査において混合歯列期歯周組織検査を新設する。歯周基本治療では、スケーリングでの3分の1顎を超えて行った場合の加算を引き下げる一方で、同一部位に対する2回目以降の評価は引き上げる。また、歯周基本治療処置を新たに設ける。歯周基本治療を行った部位に対し、薬剤等により歯周疾患の処置を行った場合に、月1回に限り算定可能となる。
う蝕等では、う蝕処置や根管貼薬処置等を引き上げる。また、口腔内消炎手術における智歯周囲炎の歯肉弁切除等は引き下げ、術後専門的口腔衛生処置(1口腔につき)を新たに設ける。伝達麻酔(下顎孔または眼窩下孔に行うもの)及び浸潤麻酔、圧迫麻酔の評価も引き上げる。
有床義歯の評価は引き上げ、熱可塑性樹脂有床義歯は引き下げる。有床義歯関連装置である鋳造バー、バー保持装置加算、フック・スパーは引き上げ、歯科矯正治療に係る咬合採得(1装置につき)の簡単なものと困難なものや、床装置の複雑なもの、保定装置のメタルリテーナーは引き下げる。
生活の質に配慮した歯科医療の充実としては、歯科技工加算(1装置につき)を新設する。常勤の歯科技工士を配置し、有床義歯が破損した日から2日以内に修理し、装着した場合等に加算となる。また、床副子における「著しく困難
なもの」の定義に、口腔内の形態や空隙を考慮して製作された床(義歯)型の口腔内装置を装着する「摂食機能療法に伴う床(義歯)型口腔内装置」(仮称)を加える。
在宅歯科医療の推進としては、歯科訪問診療料の点数は据え置き、時間要件を改める。20分以上の場合は歯科訪問診療料を算定し、20分未満だと初診料または再診料で算定する。また、周辺装置加算を廃止して、在宅患者等急性歯科疾患対応加算に統合し、切削器具及び周辺装置を常時訪問先に携行している場合は同加算で算定する。さらに、後期高齢者在宅療養口腔機能管理料を廃止し、歯科疾患在宅療養管理料を新設。継続的な管理を行う必要がある患者を対象に理計画書を作成し、説明・提供した場合に月1回に限り算定する。訪問歯科衛生指導料は、評価を引き上げる。
障害者歯科医療の充実に向けては、障害者歯科医療連携加算(初診時1回)などを新たに設ける。また、在宅及び障害者歯科医療の後方支援病院の機能強化を図るべく、地域歯科診療支援病院歯科再診料の引き上げなどを行う。
歯科矯正診断料の施設基準は、実態に合わせて見直す。「専任の常勤歯科医師1名以上の勤務」から、当該療養の経験が5年以上である専任の歯科医師が1名以上勤務し、常勤の歯科医師が1名以上勤務していることなどに改める。また、歯科矯正治療に係る療養の給付の対象となる適応症は先天性疾患等の範囲を拡大する。
X線撮影料については、デジタル化の推進のため、デジタル映像化処理加算を廃止し、新たにデジタル撮影料を設ける。アナログ撮影の点数は据え置く。
新規技術としては、手術時歯根面レーザー応用加算(技術名:歯周外科手術時のレーザー応用による歯石除去等)が導入される。歯周外科手術時の明視下でのレーザーを用いた歯石除去等を行った場合、歯肉剥離掻爬手術または歯周組織再生誘導手術の所定点数に加算する。
■「なくそう 減らそう 歯周病」シンポジウム開催案内
◎入場無料!定員450名◎
※本シンポジウムは、日本糖尿病協会歯科医師登録医のための講習会の一つに
位置付けられています
◇日時:2月28日(日)13:30〜16:00(開場13:00)
◇場所:THE GRAND HALL(東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー3F)
◇主なプログラム:
・基調講演
演題「歯周病について」
講師 永田俊彦氏(徳島大学大学院教授)
・特別講演
演題「歯周病と糖尿病の治療における医科・歯科連携について」
講師 宗永泰一氏(広島県歯科医師会理事)
・パネルディスカッション
テーマ「歯周病と糖尿病の治療における医科・歯科の連携について」
パネリスト 永田氏、宗永氏
コーディネーター 斗ヶ沢秀俊氏(毎日新聞社編集局科学環境部長)
◇応募方法
参加ご希望の方は、〈1〉氏名(ふりがな)〈2〉郵便番号〈3〉住所〈4〉電話番号〈5〉参加希望人数〈6〉歯周病について知りたいことを明記の上、 ハガキ、FAX、インターネットにて下記までお申し込みください。
○ハガキ:
〒100-8051(住所不要)
毎日新聞社内 毎日企画サービス「歯周病シンポジウム」係
○FAX:03-3212-0405(「歯周病シンポジウム係」と明記のこと)
○インターネット: http://macs.mainichi.co.jp/shishubyo1002/
◇定員:450名(先着順)
※応募人数が定員に達し次第、締め切ります。
※参加者には聴講券を発送します。
※応募いただいた方の個人情報は聴講券の発送にのみ使用します。
◇問い合わせ先:
毎日企画サービス「歯周病シンポジウム」係
TEL:03-3212-2273(土・日・祝日を除く 10〜17時)